Interview05インタビュー

 

生産管理課
前山 直道Naomichi Maeyama
2021年入社
Interview01
01 Reasons 入社の決め手
教育学を専攻していたこともあり、就活では教員を含め幅広くキャリアを模索。民間企業では、“より多くの人々の生活を支える仕事”がしたいとインフラ業界を中心に見てまわった。なかでも幅広い仕事に携わることができる丸善石油化学の事務系総合職の仕事に魅力を感じ、入社を決めた。
02 Career step キャリアステップ

2021年:入社/経理財務部 経理グループ

2024年:生産管理部 生産管理課

My job 現在の仕事内容 03
エチレンプラントの原料であるナフサの入荷管理や、製造原価の管理を担当。安定的かつ効率的なエチレンプラントの稼働・生産活動に貢献している。

Chapter 01 成果に対する
観点と基礎を養う。

丸善石油化学に興味を持ったきっかけは?
もともと“化学”には縁遠い道をあゆんできたのですが、就活のなかでインフラ業界を見てまわる際に出会いました。採用担当者から「さまざまな素材の原料となる基礎化学品を24時間365日作っているエチレンプラントもインフラと言えるかもしれない」と言われたときに、視野が広がったことを覚えています。加えて、化学メーカーの事務系職種については募集人数が少数なことに加え、在籍も技術系職種に比べると少ないことから、一人ひとりが裁量を持って幅広い業務に携われるイメージもありました。自分自身、何かのスペシャリストを目指すのではなくゼネラリストを志向していたこともあり、それら点が非常に合致していました。
最初に配属されたのは経理グループだったそうですね。
当社が出資している合弁会社である京葉エチレンの主計業務を担当しました。もちろん経理の仕事をするとは思っていなかったですし、膨大な数字を扱うのもはじめてだったので最初は苦労も多かったです。一方で、現場の仕事を経験する前に会社全体のことを把握し、原価や損益などの観点を養えたことは、今考えると非常に良い経験だったと思います。現場ではさらに数字へのこだわりと成果が求められる側面がありますので、その基礎を身につけられたことは今のキャリアにもつながっています。
成果に対する観点と基礎を養う。

Chapter 02 24時間365日稼働する
生産現場を支える。

その後、生産管理課に異動されると。
生産管理課では、エチレンやプロピレンをはじめとする数十種類にも渡る製品の生産計画の策定や、その後の生産・入出荷に関する管理を行っています。なかでも、私はエチレンプラントの原料であるナフサの入荷管理を担当しています。当社では、一日に数千トンのナフサを原料として使用することに加え、それを24時間365日稼働させるため、“原料を切らす”なんてことはあってはなりません。常に在庫や入荷スケジュールを細かく確認し、トラブルや遅延が起きないよう綿密な調整を行うことが求められる、とても重要な役割を担っています。
具体的には、どのような仕事をされているのですか?
当社はコンビナートに位置するため、配管経由で入荷する場合と、船で輸入する場合の2つがあります。それぞれ入荷したナフサを計12基あるタンクに保管し、原料として順に使用していくのですが、ここで重要な点はナフサの純度です。入荷経路によって、ナフサに含まれる不純物の割合が異なるため、それらをそのままエチレンプラントに流し込むことはできません。そのため、不純物の少ないナフサと多いナフサを混ぜ合わせることで、全体の不純物の割合を均し、それぞれのタンク内の品質を一定に保つ“タンク繰り”という作業を行っています。
24時間365日稼働する生産現場を支える。

Chapter 03 使命感と責任感。
そして、自分の存在感を
実感できる。

どんなところにやりがいを感じますか?
この業界に入っていなければおそらく知ることがなかった世界を知れたことが、個人的には財産になっています。エチレンやプロピレンといった製品は、身のまわりのあらゆるモノに使われていますし、最終製品である半導体やスマートフォンなどは経済成長に欠かせない新たなサービスやプロダクトの発展にも貢献します。そうした意味では、“24時間稼働しつづける工場”のなかで、産業やインフラを支える使命感や責任感を味わえるのがこの仕事の魅力であり、やりがいだと思います。
社内の雰囲気についても教えてください。
従業員数が1,100名ほどの組織になるので、仲間の名前と顔が一致しています。その分、社員同士の距離も近く、コミュニケーションが盛んな点は魅力だと思います。特に生産管理課は20〜30代の社員が多く、それぞれが自身の持ち場のなかで主体的に働いているので、いきいきとした雰囲気がありますね。大企業になればなるほど縦割りで、作業が細分化されている印象を持っているのですが、当社では幅広い業務に携わることができますし、ジョブローテーションを通じて新たな領域にもチャレンジすることができるので、“自分の存在感”のようなものを感じることができます。
使命感と責任感。そして、自分の存在感を実感できる。
Challenge これから挑戦したいこと 04
管理部門での経験を経て、現在は製造現場で生産管理の仕事をしているので、次は営業としてフロントの仕事をしてみたいと思っています。最終的に目指しているのはゼネラリストなので、いろんな部署で多くの経験を積んでいきたいと思っています。
また直近では、京葉エチレンへの生産集約という大型プロジェクトも動いているので、生産管理課としての知見やノウハウをもとに貢献していければと思っています。
05 1 day schedule とある1日のスケジュール
8:30
出社/メールチェック、前日の生産実績や装置の稼働状況を確認
9:00
課内メンバーにて情報共有ミーティング
10:00
翌日のナフサの外航船予定について関係各社へ共有
12:00
昼食
15:00
営業・生産管理・製造にて月次ミーティング
16:00
翌日の入出荷予定について製造現場へ共有
17:10
退社