Interview04インタビュー

 

機能性樹脂開発二課
有賀 雪乃Yukino Ariga
2022年入社
Interview01
01 Reasons 入社の決め手
“モノづくり”に携わる仕事がしたいと思い、化学メーカーを中心に就活を行う。なかでも丸善石油化学は、その上流の事業領域を有することに加え、最先端の研究開発を行っているため、“おもしろいモノづくり”に携われると感じ入社を決めた。
02 Career step キャリアステップ

2022年:入社/機能性樹脂開発二課

My job 現在の仕事内容 03
半導体製造向けのレジストポリマーの製造処方に関する開発を担当。あわせて、レジストポリマーの周辺材料に関する新技術開発にも取り組んでいる。

Chapter 01 世界トップサプライヤー
として
成長産業へ貢献する。

レジストポリマーの品質改善に向けた製造処方の開発に取り組んでいるそうですね。
半導体製造の際に使用されるレジストポリマーの原料を開発しています。半導体産業は急速な進化を遂げる分野で、お客様の課題や要望も日進月歩で高度化しています。レジストポリマー自体も用途が拡大しており、より高性能なものが求められているため、それらの変化に対応した原料の開発を行っています。加えて、処方を完成させるだけでなく、それを実際の製造プロセスとして確立するまでを担当しているため、量産化までの実証にも携わっています。
レジストポリマー周辺材料の新技術開発にも注力されているそうで。
半導体や電気自動車などの拡大により、レジストの需要が大幅に増加しています。性状に関する要求も高まるなか、既存の原料ではそれを担保しながら安定的に供給することが困難なため、喫緊の課題として取り組んでいるところです。特に当社は、この分野において“世界トップサプライヤー”の地位を誇るため、その責任は重大です。これまでに培ってきた知見と技術力を組み合わせながら、これらの成長産業に貢献するべく、技術確立に挑戦しています。
世界トップサプライヤーとして成長産業へ貢献する。

Chapter 02 “おもしろいモノづくり”に
携われる。

“世界トップサプライヤー”とありましたが、丸善石油化学の強みをどのような点に感じますか?
当社の強みは、レジストポリマーの製造に用いられる原料の生成から、加工・製品化・販売に至るまでを一気通貫で担える体制にあります。レジストポリマーの原料となる化合物は、化学的に不安定で変質しやすく、取り扱いや加工が非常に難しい素材です。しかし当社は、長年にわたり培ってきた高純度合成、反応制御、精製などの高度な加工技術によって、この難易度の高い原料を安定的に扱うことを可能にしています。こうした“つくる・加工する・届ける”までを一貫して実現できる会社は国内でも限られており、それを支えるのが、各領域で積み重ねてきた当社の総合的な技術力だと感じます。
やりがいはどのような点に感じますか?
開発を成功させたときはもちろんですが、その評価が目に見えた瞬間にやりがいを感じます。売上として数字に現れることもあれば、お客様から好評なフィードバックをいただける機会もたくさんあります。また、“毎日新しいことに出会える”のもこの仕事の魅力です。誰もやったことがないことに挑戦するのが研究者の仕事になるので、そうした意味では、入社の決め手にもなった“おもしろいモノづくり”に携われている実感があります。
“おもしろいモノづくり”に携われる。

Chapter 03 幅広い成長と
幅広いキャリアがある。

職場環境についてはどのように感じていますか?
チームで仕事をしている感覚があります。困ったことがあれば、すぐに周囲に相談できる環境なので、安心して取り組むことができますし、お互いの意見を尊重し合う文化があると思います。研究室だけではなく、営業や製造のメンバーともコミュニケーションをとる機会がたくさんありますし、場合によってはお客様と直接お話ししたり、提案したりする機会もあるため、研究開発にとどまらない幅広いスキルを身につけることができます。また、若手社員が意見を発信する場面も多く、新しい研究や挑戦を前向きに後押ししてくれるため、個人の成長とチームの成果を両立しながら働くことができる点は非常に魅力的だと思います。
幅広い成長を実感しているわけですね。
そうですね。研究職だからといって領域を限定することなく、さまざまな人・プロセスに関わることができるのは当社で働く魅力だと思います。キャリアにおいても、研究開発だけに固執することなく、幅広い選択肢のなかから自分らしいキャリアを築くことも可能です。私自身はまだ“モノづくり”に携わりたいという思いが強いですが、ゆくゆくは今とは違うキャリアにも挑戦できたらと思っています。
幅広い成長と幅広いキャリアがある。
Challenge これから挑戦したいこと 04
直近は、現在取り組んでいるレジストポリマー周辺材料の新技術開発を成功させることです。合わせて、そこで得た知見を活かして製品の品質改善やさらなる技術開発に取り組みたいと思っています。
05 1 day schedule とある1日のスケジュール
8:30
出社/メールと当日のタスクを確認
9:00
実験準備
10:00
実験・データ整理・資料作成
12:00
昼食
13:00
顧客とのミーティング
14:00
製造部署と製造プロセスの確認
15:00
実験・データ整理・資料作成
17:00
実験片付け・翌日の実験準備
18:00
退社