About us02丸善石油化学について
トップメッセージTop message
新しい力で、
あたりまえを、
組み替えていこう。
Capter 01新しい時代の石油化学へ
いま、石油化学を取り巻く環境は大きく変わっています。アジアを中心に大型設備での生産力競争が激化する一方で、気候変動対策や脱炭素社会の実現に向けた波を受けて、「規模から質へ」の転換が求められるようになりました。そうした背景のなか、当社も石油化学製品の安定供給を確実に支えながら、グリーン化を含む装置・生産の最適化に取り組み、競争力を高めているところです。
その前提で、当社の強みは“現場で価値をつくる総合力”にあります。
千葉・京葉臨海コンビナートという好立地に拠点を構え、日本最大のエチレンプラントとコスモエネルギーホールディングスを中心とした強固なサプライチェーンを有することは最大の優位性であり、生産能力は国内No.1です。また、この供給基盤を土台にエチレンやプロピレンといった基礎化学品だけでなく、機能化学品でも存在感を高めています。とりわけ、需要が急拡大している半導体分野ではフォトレジスト用ポリマーのトップサプライヤーとして、専用設備と開発体制を拡充しており、お客様と設計段階から連携し、開発から量産までの移行をすばやく、確実に進められるのが強みです。同時に、研究開発においても現場に近い意思決定と実装の早さを重視しています。小さな改良でも試し、結果が出たものは設備や標準にすばやく反映する——。その積み重ねで、品質や歩留まり、省エネの改善を日々つづけています。さらに、グリーン化は実装を見据えて前倒しで取り組んでいます。たとえば、CO₂を排出しないアンモニアへの燃料の切り替えや、廃プラスチックを原料に戻すケミカルリサイクルの実証なども段階的に進めています。これまでのあたりまえを大きく組み替えるこれらの取り組みに対して大胆に投資し、次の競争力の源泉を育んでいきたいと思っています。
“基礎を強く、付加価値を高く、環境負荷は小さく——”
これらを一つひとつ積み重ねることで、これまでよりもより強固かつ柔軟で、安定した石油化学製品の供給を実現していきたいと思っています。
Capter 02大きな変革を、
みなさんの力と。
当社の事業はまさにいま、変革期を迎えています。そんななかで、みなさんに期待することは、“柔軟さと挑戦”です。現場を尊重し、安全を最優先にしながらも、柔軟な発想を持って新しいことに取り組んでほしいと思っています。そのために、当社ではジョブローテーションを通じて、さまざまな経験と学びを得られる環境を整備しています。何か一つの専門性を極めることはとても重要ですが、さまざまな経験から多様な視点を得ることで、その専門性をさらに深めることができます。また、思いがけない出会いややりがい、キャリアを見つけられるかもしれません。
これからのあたりまえを、組み替える——。その大きな変革を、みなさんの力とともに成していきたいと思っています。
代表取締役社長 社長執行役員
舟橋 克之
